【Udemy】動画「【入門者向け】ASP.NET MVCでWebアプリ開発のノウハウを学ぼう!」を受講した評判/スキルによるオススメ度

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今回は動画学習サイト Udemy で2番目に視聴した動画のレビューを行いたいと思います。

Udemyに関しては関連記事の方を参照頂ければと思います。

【入門者向け】ASP.NET MVCでWebアプリ開発のノウハウを学ぼう!

今回レビューする記事はこちらの動画になります。

値段

前回記事でも書きましたが、割引がないと22,200円する高額な動画となります。

2022/01/29現在、唯一日本人が上げている動画

書籍もそうですがASP.NETというよりC#の学習コンテンツは全体的に海外の人が作ったものが多く、日本人動画が少ないので希少です。

対象範囲

  • スキルレベル→初級レベル
  • 基本的なプログラミングの知識が必要
  • HTML, CSSの初歩的な知識が必要

注意点(年代が古め)

Udemyは動画の更新日付は載りますが最初に動画を上げた日付は確認することができません。中の動画を見てみると下記のように2017/11/21で結構古いことがわかります。

2017年というと現在主流なLTSである.NET Core 3.1(2019-12-03リリース)がまだ出ておらず、動画の講義も.NET Frameworkで作られています。よって動画でできることがASP.NET Core MVCではできないこともある点で注意が必要と言えます。

よっぽどの理由がない限り、.NET Core 3.1や.NET 6 もリリースされている今、前のバージョンである.NET Frameworkを使う必要はないですからね・・・

どのくらいオススメするか?

未経験者オススメ度:☆☆☆☆☆

初級者(プログラミング経験1年前後)オススメ度:★☆☆☆☆

中級者 (プログラミング経験3年前後) オススメ度: ★★★★☆

上級者 (プログラミング経験5年以上) オススメ度: ★★☆☆☆

未経験者

未経験者が見ても内容がまったく理解できないと思います。対象者に「基本的なプログラミングの知識が必要」という条件があるからです。Udemy自体がある程度学んでいる人向けに有料で提供している商材なので無理ないですね。

未経験者なら教材も少なくC#自体の学習コストが高いASP.NETを習うより「Ruby on Rails」か「Laravel」を習うことをオススメします。

初級者

冒頭の対象範囲は「初級レベル」 「基本的なプログラミングの知識が必要」 とありますがここでいう基本的なプログラミング知識とはif/else/for等の構文がわかれば良いというレベルではなく、C#としての構文もある程度以上理解していないと難しいです。EntityFrameworkを使ったデータの抽出にはLINQ、ラムダ式が使われますがそういった説明はないので前提として知っていないと書いてあるコード自体が暗号にしか見えないでしょう。。あとはbootstrapを使いまーすとか説明がありますが、これもCSSのフレームワークという概要を説明するくらいでどういった役割をしてくれるといった説明がないので技術について前提で知っておかないと解説があっても理解が難しいでしょう。

C#エンジニアでなければ、未経験者と同じくWebアプリケーションは「Ruby on Rails」か「Laravel」を習うことをオススメします。

中級者

中級者であればある程度前提知識が備わっているので動画の内容で説明の不十分な部分も理解できるので良いんじゃないでしょうか?日本人向けのASP.NET動画がこれしかないということもあり★4にしています。

ただ、内容記事にも指摘してるように違うセクションで解説してた所を2重に説明して時間を水増ししている感があるので22,200円の費用対効果があるかと聞かれれば怪しいです。12,000円レベルかと思います。

それでもある程度経験積んだC#エンジニアでASP.NETもやってみたいという方は見て損はない内容になっておりますので購入を検討するなら前回記事にした安売り期間をねらいましょう。

上級者

一応動画自体が初級レベルという事もあり、ASP.NETを実務現役で行っているレベルであればもっと複雑な構成のWebアプリケーションを作成しているはずですから、あまり学べる所がなさそうに見えます。ASP.NET書籍自体が英語が多いですしね。

他Webアプリケーションを携わっていてASP.NETも習得したい!という方なら参考になると思います。

以降はセクション毎の感想を綴っています。

セクション1:はじめに

ASP.NETの用語やVisual stdioでのプロジェクトの作り方が説明されています。ここらへんは確かに入門編っぽい所ですよね。

セクション2:Todoアプリ

動画の流れとしてはTodo自体はEntityFrameworkを入れてVisual stdioのスキャフォールディングという機能を使って自動生成したControllerとViewの構成とネットワークに関する解説を行ってくれます。

これで終わりというわけではなく、WebアプリケーションでログインID・パスワードを入力する時に重要な認証(Membership)/認可(Role)の説明もしてくれます。ユーザ認証と権限でできる事できない事の設定解説があるのでこれについてはありがたかったりします。むしろこっちが講義本題っぽいので難易度高くなる。

ASP.NET Coreで認証・認可するには?

ただ、この部分の説明で用いられている認証・認可の継承技術はASP.NET Coreで再現できていません。MembershipProvider/RoleProviderは.NET Framework専用のようです。

ASP.NETで認証・認可を行うにはまた別途記事にしたいと思います。

┗→以下記事に追記しました

セクション3:ブログシステムの開発

動画の流れとしてはブログの仕様を説明した後、実際に作りこんでいくという内容になっており、ここからは応用となっていく感じです。

ただ、動画一部は前回の「セクション2:Todoアプリ」でも学習した内容を繰り返していて、再生の省略も行っていないので間延びしている感があります。(認証・認可を結局ここでもやっていてソース内容→流れもほぼ同じ)ソースも1から無音またはマウスやキーボードのタッチ音のみでコード打っているシーンが多く、この辺に来るとかなり眠くなる。。

ちなみに講義で作成するブログの仕様は以下のようなものになっております。意外と本格的で実務でも通用しそうなクオリティに仕上がっていますよ。

  • 最初のアクセスは記事一覧を表示
  • ナビゲーションバーを表示する(等ブログだと左上バーのブログ名・右上のプロフィール、お問い合わせ、サーチボタン)
  • 右にサイドメニューを表示
  • 記事一覧では「続きを読む」、カテゴリー、投稿日、更新日がある
  • 記事の中身にコメントができるボタンもあり、コメントはログインしてなくても行える

セクション4:住所録アプリ開発

動画の流れとしては人の名前と住所、電話番号など顧客管理でよくありそうな情報を作って保存することができるアプリです。難易度的にはブログシステムの開発の方が上ですがこちらはDBファーストで実装を行っている(今までのセクションではコードファースト)。正規表現を考慮した入力制限検索機能、外部サイトを紹介したテストデータ生成→登録など、今までと少し別の視点で作成している所が違いとなっております。

まとめ

ASP.NETで日本人が出している商材が少ないのが現状です。(2022/01/29現在、書籍を含むASP.NET Core MVCの日本人向け商材を見かけない

関連記事にもあげたように.NET Core→.NET 6の違いはそんなにないが.NET Frameworkと.NET Coreの違いは結構あります。

なのでもっと日本人が作る学習動画が増えてくれれば嬉しいですよね。私は講師という器ではないので遠慮しておきますw

作成する個人アプリの出来がよければ有料でも販売するか有料記事にしようか一応考えてるくらいですねー。

何かの参考になりましたら幸いです。

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